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CreaNets' -Job Diary-::「なりすまし」の被害に遭わないために
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「なりすまし」の被害に遭わないために
最近、ネット上の「なりすまし」による誤認逮捕が問題となっています。他人が勝手に自分のパソコンをインターネット経由で操作し、あるサイトにコメントを投稿したり、メール送信をしてしまうというものです。マルウェア(ウイルス)感染による「なりすまし」は、技術的にはそう難しいものではありません。何より自分の知らない間に勝手に「容疑者」とされて逮捕・拘留されたら、たまったものではありません。

マルウェア感染経路は、主としてメール・ホームページ・USBディスクなどの外部ストレージの3通りに大別できます。

メールによる感染は、添付されたファイルを開くと感染するパターンの他に、HTMLメール(単に文字だけでなく画像などで装飾されたメール)の場合はメールを開いた瞬間に感染する場合があります。メールソフトでプレビュー(メールをクリックするとした半分に内容が表示される)を有効にしている場合は、プレビュー表示=メールを開くのと同じことですので、プレビュー表示した時に感染することになります。

ホームページ経由の感染は、ソフトのダウンロード・実行の他に、ホームページを開くこと自体で感染する場合もあります。ホームページを開く=指定された別ファイルをダウンロードして表示・実行させることが可能です。

外部ストレージによる感染は、USBディスクなどに予め自動実行ファイルが仕組まれており、接続と同時に感染します。インターネット接続していないパソコンがマルウェア感染しているのは、このような経路によるものが大半です(ネット接続していないので「なりすまし」は不可能ですが)。

これら脅威から身を守る術には、常に最新のマルウェア対策ソフトを導入することが必要です。お店で売っているものでも、無料で利用できるもの(AVG Free、マイクロソフト セキュリティ エッセンシャルなど)でも良いですが、いずれも「定義ファイル」を常に最新状態にしておくことが重要です。例えばパソコン購入時に付いていたマルウェア対策ソフトの契約期間(通常1年更新のものが多い)が過ぎている場合は、新しい定義ファイルへの更新ができませんので、新種のマルウェアに対応できない場合があります。長期間お使いのパソコンの場合は、契約状況を一度確認してみてください。

新種のマルウェアが発見される都度、定義ファイルが更新されますので、定義ファイル更新前に新種マルウェアが蔓延すれば感染してしまう恐れもあるため完璧とまではいきませんが、パソコンは常にいろいろな危険に晒されていることを意識してご使用になることをお勧めします。
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